マイ模様

2022/12 Webpage 自作
Collaborators: Minami ARAMAKI, Yuki HAMA, Tsubasa SHINOHARA

アイデア立案、ディレクション、デザインなどを担当

東京大学制作展に寄せたメディアアート作品。一人に一つ、その人の好みや来歴を反映した模様を割り当てるという、新たなアイデンティティの形を模索したものです。
制作したiOSアプリ上で複数の質問に答えてもらうことで、回答内容に応じた模様を生成します。模様のパターンは数百万通りにもなり、多様な模様を生成できました。
私は作品の発案とプロジェクトリード、生成した模様を表示するウェブページの実装などを担いました。
また、作品のロゴ・サムネイルなども実装しました。自由の翼フォント、という独特な造形のフォントを使い、「マイ模様」の「イ」と「様」の縦棒を揃えるパス加工などをしました。

作品キャプション:
我々はお互いを名前で呼び合って識別します。マイナンバーなどのように、数字や記号を用いる場合もあります。しかし、番号は意味を持たない記号に過ぎず、名前は生まれた時に一方的に与えられるものです。では、その人の個性やそれまでの人生を象徴する識別子はないのでしょうか。
この作品では、新たなアイデンティティの可能性として「模様」を提案します。古くから日本には、家の伝統を象徴する「家紋」があります。家紋のように、自分の好みや来歴を模様として表現できれば、ただのID(Identification)にとどまらず、Identityとしても機能するのではないでしょうか。
制作展の他作品への好みなどをもとに、制作展内での識別子としてあなただけの「マイ模様」を作っていただきます。模様の持つ可能性を体験してみませんか。